ブログ

2021.08.23

ブログ

呑みきりにむけて

「呑みきり」の準備を行いました。
「吞みきり」とは、わかりやすく言うと…「日本酒の健康診断」です。

冬に搾ったお酒は低温の貯蔵室にあるタンクで3~5℃で熟成されますが、そのお酒を抜き出してテイスティングし、きちんと熟成されているか?味は?色は?香りは?と品質の検査を行います。

お酒を抜き出すときに貯蔵タンクの出口(呑み口)を開栓する(切る)ことからこの行事を「吞みきり」と呼び、酒造りにおいてとても大切な行事です。

貯蔵タンク。このタンクのある貯蔵室は、真冬並みの温度です。

 

タンクからお酒を抜き取るときは雑菌が入り込まないように、消毒をしながら慎重に作業します。

このようにしてボトルに抜き出されたお酒はタンクごとにナンバリングされ、翌日テイスティングされます。お酒の味や香りが一番よく出るのが20℃あたりなので、これから自然に常温にします。翌日のテイスティングが楽しみです。

 

今回はここまで。テイスティングの様子は次回ご紹介します。